バユ・ウンダンプロジェクト(PSC-TL-SO-T 19-12(旧JPDA03-12鉱区))

  • 天然ガス
  • オーストラリア
契約地域(鉱区) 作業状況 生産量 事業会社(設立) 権益比率
(※オペレーター)
契約形態
バユ・ウンダンユニット 廃鉱作業中 INPEXサウル石油
(1993年3月30日)
同社
11.378120%
※Santos
43.437907%
SK E&S
25.000000%
Eni
10.985973%
Tokyo Timor Sea Resources(JERA/東ガス)
9.198000%
廃鉱契約

プロジェクト沿革

1993年 鉱区権益取得
2004年2月 コンデンセート/LPG販売開始
2006年2月 LNG販売開始
2019年8月 東チモール・オーストラリア両政府間の海上国境の画定を受け、東チモール政府と新たな生産分与契約を締結(旧生産分与契約と同等条件での事業継続決定済)
2022年3月 バユウンダン生産施設及びダーウィンLNG施設を再利用して周辺鉱区から排出されるCO2を回収・貯蔵することを目的に、バユウンダンCCSの基本設計作業を開始
2023年11月 バユウンダンガスでの最終LNGカーゴ出荷完了
以降、ダーウィン経由で豪州国内供給用にパイプラインを通してガスを供給
2025年6月 生産終了
生産分与契約の失効に伴い廃鉱契約に移行
※バユウンダンCCSのFEED作業は継続中

当社は1993年にオーストラリアと東チモールの共同管理下にある旧JPDA03-12鉱区の権益を取得しました。その後複数の原油・ガスを発見し、そのうち、ウンダン構造では、隣接する旧JPDA03-13鉱区のバユ構造と一体であることが判明したため、両鉱区の権益保有者が1999年にユニタイゼーションを行い、その後、オーストラリアと東チモールが海上国境条約を批准したことにより、2019年に東チモールと新たに生産分与契約(PSC-TL-SO-T 19-12)を締結しました。これまでに、バユ・ウンダンガスコンデンセート田から、コンデンセート、LPG、LNGの生産・出荷及び豪州国内需要家向けのガス供給を行ってきましたが、2025年6月4日に生産終了を迎えました。現在は、気候変動対応の一環として、同生産施設及びダーウィンLNG施設を再利用し、周辺油ガス田等から排出されるCO2を回収・地下圧入、貯留するためのCCS事業を検討しています。