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経営成績等の概況

1.当四半期の経営成績の概況

当社の当第1四半期連結累計期間の連結業績につきましては、販売数量の減少及び販売価格の下落により、売上収益は前年同期比599億円、10.0%減の5,368億円となりました。このうち、原油売上収益は前年同期比561億円、12.5%減の3,939億円、天然ガス売上収益は前年同期比27億円、2.0%減の1,361億円です。当第1四半期連結累計期間の販売数量は、原油が前年同期比3,115千バレル、8.3%減の34,223千バレルとなり、天然ガスは前年同期比5,393百万立方フィート、4.1%減の125,583百万立方フィートとなりました。このうち、海外天然ガスは、前年同期比5,496百万立方フィート、5.3%減の98,483百万立方フィート、国内天然ガスは、前年同期比3百万立方メートル、0.4%増の726百万立方メートル、立方フィート換算では27,100百万立方フィートとなりました。販売価格は、海外原油売上の平均価格が1バレル当たり75.49米ドルとなり、前年同期比5.63米ドル、6.9%下落、海外天然ガス売上の平均価格は千立方フィート当たり5.16米ドルとなり、前年同期比0.20米ドル、3.7%下落、また、国内天然ガスの平均価格は立方メートル当たり81円01銭となり、前年同期比3円94銭、5.1%上昇しております。売上収益の平均為替レートは1米ドル152円40銭となり、前年同期比3円79銭、2.6%の円安となりました。
売上収益の減少額599億円を要因別に分析しますと、販売数量の減少により418億円の減収、平均単価の下落により289億円の減収、売上の平均為替レートが円安となったことにより119億円の増収、その他の売上収益が10億円の減収となりました。
一方、売上原価は前年同期比213億円、8.9%減の2,171億円、探鉱費は前年同期比8億円、18.4%減の38億円、販売費及び一般管理費は前年同期比15億円、4.9%減の307億円、その他の営業収益は前年同期比67億円、55.1%減の54億円、その他の営業費用は前年同期比18億円、48.6%減の19億円、持分法による投資利益は前年同期比152億円、30.2%減の352億円となりました。以上の結果、営業利益は前年同期比562億円、14.8%減の3,238億円となりました。
金融収益は前年同期比29億円、8.8%減の311億円、金融費用は前年同期比216億円、52.4%減の196億円となりました。以上の結果、税引前四半期利益は前年同期比375億円、10.1%減の3,353億円となりました。
法人所得税費用は前年同期比487億円、19.6%減の2,005億円、非支配持分に帰属する四半期利益は前年同期比67億円、385.2%増の85億円となりました。以上の結果、親会社の所有者に帰属する四半期利益は前年同期比44億円、3.7%増の1,262億円となりました。

セグメント別の経営成績は以下のとおりであります。
なお、2024年10月1日付の組織改編に伴い報告セグメントを変更しており、前第1四半期連結累計期間との比較分析にあたっては、変更後の区分に基づく数値を用いております。

1. 国内石油・天然ガス事業(国内O&G)
天然ガス販売価格の上昇により、売上収益は前年同期比28億円、4.5%増の650億円となり、売上原価の減少等により、親会社の所有者に帰属する四半期利益は前年同期比55億円、95.7%増の113億円となりました。
2. 海外石油・天然ガス事業(海外O&G)- イクシスプロジェクト
販売数量の減少及び販売価格の下落により、売上収益は前年同期比118億円、11.5%減の915億円となり、親会社の所有者に帰属する四半期利益は前年同期比166億円、18.3%減の741億円となりました。
3. 海外石油・天然ガス事業(海外O&G)- その他のプロジェクト
販売数量の減少及び原油販売価格の下落により、売上収益は前年同期比502億円、11.8%減の3,767億円となりましたが、法人所得税費用の減少等により、親会社の所有者に帰属する四半期利益は前年同期比100億円、39.4%増の355億円となりました。

2.当四半期の財政状態の概況

当第1四半期連結会計期間末における資産合計は前連結会計年度末比2,618億円減の7兆1,189億円となりました。このうち、流動資産はその他の金融資産の増加等により、前連結会計年度末比62億円増の8,764億円、非流動資産は石油・ガス資産の減少等により、前連結会計年度末比2,681億円減の6兆2,424億円となりました。
一方、負債合計は前連結会計年度末比62億円増の2兆2,492億円となりました。このうち、流動負債は前連結会計年度末比1,062億円増の6,399億円、非流動負債は前連結会計年度末比1,000億円減の1兆6,093億円となりました。
資本合計は前連結会計年度末比2,681億円減の4兆8,697億円となりました。このうち、親会社の所有者に帰属する持分は前連結会計年度末比1,914億円減の4兆6,303億円、非支配持分は前連結会計年度末比766億円減の2,393億円となりました。

3.連結業績予想などの将来予測情報に関する説明

2025年12月期の第2四半期連結累計期間及び通期の連結業績予想は、イクシスプロジェクトをはじめとする主要プロジェクトにおける安定操業が業績を下支えする一方で、前回発表予想時の想定に対して原油価格の下振れリスクが高まったこと、及び為替が円高基調に変移したことを主な要因として、第2四半期以降の原油価格及び為替の前提条件を見直したこと等を理由に修正を行いました。

1.第2四半期連結累計期間業績予想(2025年1月1日~2025年6月30日)
売上収益 営業利益 税引前
四半期利益
親会社の所有者に帰属する四半期利益
前回発表予想(A) 1,084,000 576,000 600,000 180,000
今回修正予想(B) 1,018,000 584,000 603,000 219,000
増減額(B−A) マイナス 66,000 8,000 3,000 39,000
増減率(%) マイナス 6.1 1.4 0.5 21.7

(単位:百万円)

2.通期連結業績予想(2025年1月1日~2025年12月31日)
売上収益 営業利益 税引前利益 親会社の所有者に帰属する当期利益
前回発表予想(A) 2,119,000 1,106,000 1,157,000 330,000
今回修正予想(B) 1,822,000 916,000 957,000 300,000
増減額(B−A) マイナス 297,000 マイナス 190,000 マイナス 200,000 マイナス 30,000
増減率(%) マイナス 14.0 マイナス 17.2 マイナス 17.3 マイナス 9.1

(単位:百万円)

上記見通しは以下の前提により算出しております。

前回発表予想 今回修正予想
原油価格(ブレント)
上期平均(予想)
76.0ドル/バレル
下期平均(予想)※1
74.0ドル/バレル
通期平均(予想)
75.0ドル/バレル
上期平均(予想)
69.5ドル/バレル
下期平均(予想)※2
60.5ドル/バレル
通期平均(予想)
65.0ドル/バレル
為替(対米ドル)
上期平均(予想)
153.0円/ドル
下期平均(予想)
153.0円/ドル
通期平均(予想)
153.0円/ドル
上期平均(予想)
147.6円/ドル
下期平均(予想)
140.4円/ドル
通期平均(予想)
144.0円/ドル
  • ※1
    第3四半期平均(予想):75.0ドル/バレル、第4四半期平均(予想):73.0ドル/バレル
  • ※2
    第3四半期平均(予想):61.0ドル/バレル、第4四半期平均(予想):60.0ドル/バレル

なお、当社販売の原油価格は油種毎に価格が異なり、ブレントに比べ価格差があります。価格差は油の品質等により異なり、また、市況等により価格差も一定ではありません。

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