当社社員の光ファイバセンシング技術に関する論文が 国際的な技術専門誌の最優秀論文賞を受賞

お知らせ

株式会社INPEX
広報・IRユニット
(電話03-5572-0750)

株式会社 INPEX (以下、当社)は、当社社員の技術革新的な研究成果が、国際的な物理探査技術の専門誌「The Leading Edge(TLE)」の2024年最優秀論文賞に選出されましたので、お知らせいたします。本論文は二酸化炭素(CO2)を用いた原油回収促進技術(EOR)の実証試験における光ファイバセンシング技術(DAS:Distributed Acoustic Sensing)に関するもので、2025年8月に米国ヒューストンでの米国物理探査学会(SEG)の年次総会の場で表彰されました。本受賞は当社の技術力が国際的に高く評価されたことを示すものです。

  • 米国ヒューストンでの米国物理探査学会(SEG)の年次総会の場での表彰式  
    米国物理探査学会Joseph Reilly会長と当社仲山祥太郎社員

当社は、2025年2月に策定した「2025-2027中期経営計画」において、R&Dを通じて競争優位に事業を進めるための強みを獲得することを目標として掲げており、今後とも「INPEXが既に保有している技術・知見」と「R&Dを通じて獲得する技術・知見」を融合させ、既存事業の優位性を発展させることに加え、新規事業を創造することを目指してまいります。

【The Leading Edge誌について】
米国物理探査学会(SEG)が発行する世界的権威のある物理探査分野の技術専門誌であり、最新技術や応用事例に関する論文が掲載されています。

【受賞論文の内容】
・新潟県阿賀野市でのCO2を用いたEORの実証試験*でのDAS技術の適用事例
・複数坑井のDASデータを用いた地震探査データ取得・処理の業界初の取り組み
・DAS技術のCCS分野など多分野への応用可能性を示した点が高く評価された

* 本実証試験はJOGMECとの共同研究として実施したもの

【論文タイトル】
Diverse applications of DAS and their added values: A case study from Minami-aga pilot CCUS project, onshore Japan.

【著者】
Nakayama, S., Yamada, Y., Fujita, K., Mouri, T., Bettinelli, P., Le Calvez, J., Maehara, Y., Mizuno, T., Armstrong, P., Podgornova, O. and Bidyck, R.

【論文掲載先】