インドネシア共和国 アバディLNGプロジェクト インドネシア政府からの環境承認の取得について

お知らせ

株式会社INPEX(以下、当社)は、当社子会社である株式会社INPEXマセラ(以下、INPEXマセラ)を通じて操業主体(オペレーター)を担うインドネシア共和国(以下、同国)アラフラ海マセラ鉱区アバディLNGプロジェクト(以下、本プロジェクト)において、基本設計作業(FEED:Front End Engineering and Design)を昨年より実施※しております。今般、当社は、本プロジェクトの推進に必要なインドネシア政府が定める環境社会影響評価制度(AMDAL)に基づく環境承認を取得しましたので、お知らせいたします。

今般の環境承認は、本プロジェクトで行われる掘削作業から、生産・処理施設及び天然ガス液化プラント等の建設・操業までにわたる主要部分を対象としており、本プロジェクトの遂行に不可欠なものです。本プロジェクトの実現に向けて、昨年の基本設計作業開始に引き続き、重要なマイルストーンを達成したこととなります。今般の承認を受け、今後、インドネシア政府や関係自治体、現地コミュニティの理解・協力を得た上で、プロジェクトサイトにおける開発準備作業を順次開始する予定です。

本プロジェクトの液化天然ガス(LNG)生産量は年産950万トン規模を想定し、その量は日本の年間LNG輸入量の1割強に相当します。またアバディガス田は、世界有数の良好なガス田性状及び埋蔵量を有するため、効率的な開発が可能であることに加え、CCSを取り入れることで長期に亘るクリーンなエネルギーの安定供給や同国及び日本をはじめとするアジア諸国におけるエネルギーセキュリティ向上への貢献を目指してまいります。

現在実施中の基本設計作業に加え、今回の環境承認の取得により当社が2025年2月に策定した「INPEX Vision 2035」に掲げる「天然ガス/LNG事業の拡大」や「CCSによる自社のGHG削減」の同国での推進に資することが期待されます。また、本プロジェクトは同国、特に発展が求められる同国東部の経済発展に大きく寄与すると同時に、CCSを導入することで同国政府が掲げる2060年までのCO2排出量ネットゼロにも貢献することが期待されます。当社は、今後も同国における更なる事業基盤の強化に積極的に取り組んでまいります。

<アバディLNGプロジェクトの概要>
鉱区 インドネシア共和国 マセラ鉱区
契約期限 2055年11月15日
鉱区面積 約2,503平方キロメートル
水深 400~800メートル
鉱区位置 タニンバル諸島南西沖合約170~180キロメートル
生産規模 天然ガス総生産量(LNG換算)年産1,050万トン
- LNG年産950万トン規模
- 鉱区周辺地域の現地需要向けにパイプラインガス供給を予定
コンデンセート日量最大約3.5万バレル規模
権益比率 INPEXマセラ:65%(オペレーター)
PT Pertamina Hulu Energi Masela:20%
PETRONAS Masela Sdn. Bhd.:15%
その他 2017年6月にインドネシア政府からNational Strategic Projectに、更に9月にはPriority Infrastructure Projectに認定
  • <プロジェクトコンセプト図>