ボナパルトCCS共同事業開発に向けた基本設計(FEED)開始について

お知らせ

株式会社INPEX
広報・IRユニット
(電話 03-5572-0750)

株式会社INPEX(以下、当社)は当社子会社のINPEX Browse E&P Pty Ltd(以下、同社)を通じて、2022年よりオーストラリア(以下、同国)北部準州ダーウィンの沖合約250キロメートルに位置するボナパルト堆積盆地に広がるGHG*1アセスメント鉱区G-7-AP鉱区にて、パートナーであるTotalEnergies CCS Australia Pty LtdおよびWoodside Energy Ltd(以下、Woodside社)を含むボナパルトCCS*2共同事業体(以下、本事業体)としてボナパルトCCSプロジェクト(以下、本事業)の評価作業を行っておりますが、このたび本事業の開発に向けた基本設計作業(Front-End Engineering Design/ FEED)を開始することとし、また、Woodside社が保有する本事業の参加権益(21パーセント)を当社が取得することに関して、両社で合意に至りましたので、お知らせいたします。

*1 GHG(Greenhouse Gas):温室効果ガス
*2 CCS(Carbon Capture and Storage): 二酸化炭素(CO₂)の分離回収・貯留

本事業における基本設計への移行は、世界最大級のCO₂貯留プロジェクトとなる可能性を持つ本事業が最終投資決定(FID)に向けて着実に進展していることを象徴するものです。

本事業体は、ボナパルト堆積盆地にCO₂を安全かつ恒久的に輸送し、貯留することを計画しています。本事業は、事業期間を通じて最大4億4,300万トンのCO₂を貯留できるポテンシャルを有し、更には同国北部準州の沖合に存在する豊富な地質資源、既存のエネルギーインフラおよび主要な地域市場への近接性を活用し、戦略的な低炭素ハブの形成を支える潜在性を有しています。

本事業は、2025年半ばに同国連邦政府より沖合CCSプロジェクトとして初めて重要プロジェクト認定(Major Project Status)を受領しました。また、2026年10月には同国連邦政府が本事業に対しGHG貯留層の特定宣言(declaration of identified GHG storage formation)を発出しています。

また、本事業は規制当局による承認および商業契約の締結を前提に、2030年代初頭にCO₂の圧入を開始する予定であり、当社が操業主体(オペレーター)を担うイクシスLNGプロジェクト(以下、同プロジェクト)には本事業の主要な潜在顧客としての期待が寄せられています。

本事業は、同プロジェクトにおけるCO₂排出量を約40パーセント削減できる可能性を有しており、「INPEX Vision 2035」で掲げる脱炭素化目標の実現に向けた重要な取り組みの一つとして位置付けられています。

本事業の基本設計への移行に伴い、同社は、本事業に係る権益を新たに設立されたINPEX Bonaparte CCS Pty Ltd(以下、IBCCS社)へ移管します。また、IBCCS社はWoodside社との間で、Woodside社が保有する本事業の参加権益(21パーセント)を取得する契約を締結しました。これにより、当社の本事業に対する参加権益比率は74パーセントへ引き上げられ、本事業の推進に対する当社の長期的なコミットメントを一層強化することとなります。

なお、両案件の取得完了は、同国政府関係当局による承認を含む所定の条件の充足を前提としています。当社は、本事業の評価・検討段階において重要な役割を果たしたWoodside社の多大な貢献に謝意を表します。