指標及び目標、その実績

目標

当社グループは事業を行うにあたり、死亡事故、重篤負傷、重大漏えいを、絶対に起こしてはならない重大な事故と既定し、経営目標の一つとして「重大な事故ゼロ」を全従業員共通のセーフティ目標に定めています。死亡事故と重篤負傷の目標の対象には従業員とコントラクターを含めています。

実績

2025年度には、国内建設現場における死亡事故1件及び国内掘削現場における重篤負傷事故1件の、計2件の重大事故が発生しました。いずれの事故も、コントラクターが被災者となっています。

指標 目標 2025年度実績 単位
死亡者数 0 1
重篤負傷者数 0 1
重大漏えい(PSE Tier1)1 0 0
  • 1
    可燃性流体などの物質の予期しない放出または漏えいであり、IOGPの要求事項に従い、実際の事故の影響(人への被害、会社への損害額、放出物質の種類や漏えい量など)に応じてTierを区分したもののうち、最も影響が大きいもの

その他の指標及び目標

当社は、HSE方針のもと、HSEパフォーマンスを継続的に改善するため、HSE目標を定量的・定性的に定め、優先順位を考慮し計画を策定しています。セーフティパフォーマンスを数値化するため、当社のプロジェクトに関わる全ての従業員やコントラクターの負傷事故を対象とした安全指標である、休業災害発生率(LTIR)※1及び労働災害発生率(TRIR)※2について、国際石油・天然ガス生産者協会(IOGP)の定める報告ガイドラインに基づき集計しています。LTIRについては、IOGP参加企業とのベンチマークも取りながら、従業員とコントラクターを対象とした目標を設定し、目標達成に向けた進捗のモニタリングを実施しています。

2025年度のLTIRの結果は0.33であり、前年度の数値よりも改善し、当年の目標(LTIR:0.41)を達成しています。

  • ※1
    百万労働時間当たりの死亡災害と休業災害の発生率
  • ※2
    百万労働時間当たりの死亡災害、休業災害、不休災害及び医療処置を要する労働災害の発生率

HSEに関する目標と実績

HSEに関する取組みの2025年度評価及び今後の対応は以下のとおりです。環境分野についての当社の取組みは、「生物多様性と環境汚染対策」をご覧ください。

目標 評価 今後の対応
重大な事故ゼロに向けた全社的な事故削減への取組み強化 ×
  • INPEX全体のLTIR、TRIRは昨年より改善(2024:LTIR 0.45、TRIR 2.06、2025:LTIR 0.33、TRIR 1.93)
  • 死亡事故1件、重篤負傷1件の2件の重大な事故が発生した。
  • 重大な事故発生を受けて、コーポレート事故調査を実施し、事故の背後要因を徹底的に調査。事故再発防止に向け、適正工期の確保、リスク管理の徹底、全社的な安全教育の実施などの施策を策定した。
全社的なプロセスセーフティ管理の強化
  • 全社的なプロセスセーフティ管理の力量確保の仕組みの運用に向けて、オペレーション事業体責任者に対してリーダーシップ発揮の重要性を認識するための啓発活動を実施するとともに、各事業体で試験運用に向けた準備を推進。教育訓練資料の整備も実施。
  • 四半期ごとのHSEリスク管理・報告のプロセスにおいて要件などを見直し、リスクの可視性を改善。
全ての事業分野におけるHSE管理の確立と実践
  • 柏崎水素パーク、長岡メタネーション実証、奥飛騨地熱井掘削などの石油・天然ガス以外の事業におけるHSE管理についても継続して取り組んだ。柏崎水素パーク、長岡メタネーション実証においては、プラント完工時にスタートアップレビューを実施し、操業開始に向けたプロセス安全確認を実施した。
  • 事業特性に応じたより効率的・効果的なHSE管理の実現のため、HSEMS文書群の刷新を行っている。
マネジメント主導のHSEコミュニケーションの強化
  • 国内現場を対象として、計5回のマネジメントサイトビジットを実施し、安全最優先のメッセージを伝えるとともに、現場のHSE管理について議論を行った。
  • 国内事業体においては、現場訪問時の懇談会や視察を充実させている。
  • 代表取締役社長を含むマネジメント参加のHSE会議を10月に開催し、重大な事故の再発を防ぐためのさまざまな施策について議論した。

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