ガバナンス

当社のセーフティに関するガバナンス体制は、「サステナビリティ推進体制のガバナンス」に記載のとおりです。また、当社は取締役会決議のもと「HSE方針」を策定し、企業の事業活動におけるHSE(健康・安全・環境)に関する基本方針を定めています。本方針の実行を確実にするため、HSEマネジメントシステム(HSEMS)規則に従い、労働安全衛生及び環境への取組みの推進を目的として、コーポレートHSE委員会を設置しています。HSE担当役員は、HSEマネジメントシステムの運用やコーポレートHSE委員会の運営を通して当社グループにおけるHSE管理を推進しており、当社のHSEパフォーマンスやHSE管理推進の重要事項の状況を取締役会に定期的かつ適宜報告しています。

HSEマネジメントシステム規則

「HSEマネジメントシステム規則」は、HSEマネジメントシステムを用いてHSE担当役員が策定するHSE要領群を体系的に整備し、PDCAサイクルによってHSEパフォーマンスの組織的・体系的な改善に努めることを定めています。当社グループは、HSE要領を遵守した上で、必要に応じてグループや事業ごとに個別に文書や要求事項を策定します。

戦略

HSE方針

当社は、2003年度に「環境安全方針」を発行し、数年おきに内容を見直しの上、更新しています。2025年1月には「HSE方針」として改定し、当社のHSEに関する取組み方針を定めています。改定に際しては、外部ステークホルダーの意見も考慮し、HSEパフォーマンスの継続的な改善への取組みを明示しました。当方針においては、従業員のみならず、コントラクターやプロジェクトパートナー、地域社会の方々など、関係する全ての人々の健康と安全を確保し、また、地球環境課題に取り組み、環境価値を創造することを基本としており、操業現場を含めINPEXグループ全体の活動に従事する従業員ならびにコントラクターに適用されます。さらに、当社は当方針に基づき、HSE目標を定量的・定性的に定め、優先順位を考慮し行動計画を策定しています。HSE担当の取締役はこれらの取組みの責任者として、業務を執行します。詳細はコーポレートサイトの「HSE方針」をご覧ください。

リスク及び機会

近年の地政学リスクを背景に、ネットゼロへの移行過程においても「エネルギーの安定供給」の戦略的重要性が再認識されています。全社的なHSE管理を推進することで「エネルギーの安定供給」に応え、企業価値を向上させ、持続可能な総合エネルギー供給企業として成長していきたいと考えています。そのようななかで、セーフティの観点から想定されるリスクとそれに対する対策状況は、以下のとおりです。特定されたリスクは、当社が主軸とする石油・天然ガス関連事業で一般的なものです。

2025年末におけるセーフティ関連リスクの評価結果

(短期:1年未満、中期:1~3年未満、長期:3年以上)

リスク
リスク内容 リスク発生時期見込 対策状況
操業現場で火災や爆発により、人的被害、生産停止、工事遅延が起きるリスク 短期~長期
  • 重大な影響を及ぼす漏えい・火災・爆発リスクをMAE1リスクとして定義し、設計段階からリスクの特定・分析・評価を実施し、操業現場が安全に管理されるための施策を講じています。
  • 操業においては、安全管理に関わる機器や作業を特定し、計画的な健全性の監視・管理を実施することで、事故の予兆に対して事前対策を講じ、事故を回避しています。
  • その他、全社的な取組みとして、HSEに関わる要求事項の見直しや、力量向上に係る施策を進めています。
  • 1
    MAE(Major Accident Event):重大事故災害。大規模漏えいによる火災、爆発、毒性ガスの拡散などに代表される複数の死亡・重傷者を出したり、周辺環境に深刻な被害を与えたりするような事象

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